教会の強さは社会への奉仕。
 山本牧師、修養会で新しい歩みを強調([LOGOSNo.20/05.10.2)

ロゴス教会は917()、 修養会を高尾の森・わくわくヴィレッジで開催。
参加者は
21名(大人17名、子供4 名 、山本先生ご夫妻、真野兄、真野姉、北川兄、北川姉、中野姉、松本姉、山崎姉、多河姉、寺姉、楠田兄、楠田姉、原兄、白築姉、白築兄)子供たちとともに秋晴れの中、楽しいひと時をすごした。プログラムは1.開会礼拝2.昼食(バーベキュー)3.懇談会の順ですすめられた

一.山本先生のお話・米国のメソジスト教会の現状

米国のメソジスト教会の現状については、過去1000万人の信者数を誇っていたが、現在860万人へ減少、最大の南バプティスト教会派につぐ位置にあり、104の大学、13の神学校、72の病院、64の子供関係施設を運営している。米国人国民の90%が神を信じている。欧米ではユダヤ教もイスラム教もキリスト教も根元はひとつ。一神教として大きな影響を与えている国では戦後、リバイバル(宗教復興)がおこり、60年代を通して保守的教会姿勢が主流となっている。80年代にはいると保守層が再び勢力 を取り戻し、ピアノを中心とした伝統的な教会音楽から教会離れしだした若い人たちを呼び戻すためギター、ドラムをはじめ様々な楽器を駆使した手法がみられる。こういった手法は60年代、70年代をビートルズ世代で育った人たちにとっては抵抗が少なく受け入れられている。また、説教は短く20分以内で簡潔な内容となっている。長いお話は歓迎されないようだ。聖餐式はオープンコミューンで、祭壇近くに設けられた「恵みの座」ででも聖霊に導かれ希望すれば聖餐に与ることができる。米国の教会の活動スタイルは、ますます多様化している。

教会と牧師との関係 地区、教区、教会に関係委員会がある。牧師は、希望により継続、異動、配転は監督の任命により可能となる。評価は各教会によって異なるが主に1.説教の内容 2.牧会をはじめ教会員のケアー、教会内での働き 3.地域とのつながりを考慮し段階で決める。

二、山本先生(皆さんの感想、提案を受けて、これからの歩みについて)

@日本の教会では牧師中心主義になる傾向がありかえって教会員の主体的な働きが限定されてしまうことがある。自分は教会の一員として共に働きたいと思っている。

A遠藤周作は信仰は99%の疑いと1%の希望であると言っている。自分の信仰をどう内省化してゆくか、疑問や迷いは、誰にでも絶えずある。B牧会ケアーに関しては、現在の4人体制を維持しながら進めたい。教会はファミリーとして兄弟、姉妹の関係を強めることが大切。

C地域との交わり「社会的弱者」との交わりを重視したい。地域の人々をできるだけ教会へお招きしたり、交流の機会を増やし信頼を深めることができると良い。

D外へむけての活動、教会の財政状況を考慮しながらプランをたてる必要がある。                                                           
教会はどのくらい自分たちがもっているかではなく、持っているものいかに社会へ捧げられるかだと思う。一人ひとりもおなじことがいえる。個人が信仰に基づき、他者にそして社会に仕えることで、信仰は強くされる。                               

 以上  

    

    

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