野外礼拝

福富保子

(「LOGOS No.20」1991.3)


ばらの花の匂ひ清しき深大寺の
       空に流るる讃美歌の声

車座の芝生に祈る師と友の
      肩辺にゆるる淡き木洩陽

白金よしの綿毛は舞ふも青空に
     あるかなしかの風に吹かれつつ

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