ほや

多河 敏子(05.11.13「LOGOSNo.23」)

 車をもつのをやめて20年以上になります。車をやめた当座は、なにか大事な物を落としたようでした。でも考えれば、バスは10分おきに来るし、他に自転車が歩きを余儀なくされますから、歩くことが多くなります。昔の人はみんな歩いていて、どんどん歩かされたように記憶しています。食べ物はぶら下げて帰ると重くなりますから、週1の個配に切り替えました。

 さて、スーパーに時々寄ります。ほやが入荷しているかな・・・という期待をこめ。私にとって神さまが創られたこの世で一番おいしい食べ物は、ほやなのです。造り方はごく簡単、スライスしたキュウリとさばいたほやを小さめに切りポン酢をかけます。それでOK,ところがこの頃、ほやがとれなくなったそうで、なかなか手に入らなくなりました。地球温暖化のせいか、海洋汚染のせいかはわかりませんが。私は店の鮮魚部の人に、ほやははいらないのですかと、時々、たずねていました。するとこの頃、とれないし、うれないしね・・・と。

 数日前、珍しくありました。この一見グロテスクな原索動物は幼年時脊索を持っていることなどから脊髄動物に近い比較的高等な動物だというのです。人によって好き嫌いがはげしいのです。関東では嫌いな人が多いのではないでしょうか?
  
 山本先生はこの又とない味をご存知でしょうか?


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