山本俊正先生の就任式を終えて



中野ユリ

秋晴れの1113日、山本俊正牧師のロゴス教会就任式が祝福のうちに行われました。
 2004年以来、無牧となったロゴスに「どうか神様、主任担任牧師をおあたえください」という私たち教会員すべての祈りがかなえられ、教会内外に山本牧師の就任が披露されたことになります。

就任式は、西東京教区前総会議長・久山庫平牧師司式のもとに、原寿枝姉の心を込めたピアノ、井出博子姉の澄みわたった歌声と北川兄の天に向かってひびいていくトランペットを献奏するなかで行われました。

久山先生はロゴス教会初代牧師山本三和人先生と同じ福音主義教会で基督者になられたということでした。先生の南三鷹教会はロゴスに関係の深いメイヤ−先生による米国募金活動に支えられて成立した教会でもあり、今日は喜んで教区長代理をつとめさせていただいた、と式辞のはじめにご挨拶されました。

「早めにロゴスに到着し、会堂に座してこの十字架をしばらくの間仰ぎ見ながら、牧師としてこの主の十字架を担うことができたのか、できるものか自らに問うた。」と静かに話されました。「牧師とは教会のために十字架にかかる決心をもって臨まねばならないが、それは大変厳しいことである。キリストの十字架による贖いは1回限りのもので、私たちにその代わりはできない。十字架を振り仰いで、今日の『テサロニケの信徒たちへの手紙512~25節』の言葉のように愛と誠をもって助け合い、祈りあって交わりを深めていきたい。教区もロゴスのために祈りをもって支えあうものである。」と結ばれました。

ひきつづいての誓約では、山本先生が前に出られて今日の聖句にふさわしい誓約を神と会衆の前でなされ、私たち一同も同じ思いであることを誓いました。
2004年度以来、多くの牧師先生に支えられ恵みの時を与えられたロゴスでしたが、どうしても大黒柱のないような心細い雰囲気があるのを免れませんでした。が、これで心安らいだ雰囲気で教会生活が送れると、私どもは嬉しく思いました。

山本先生はNCC総監事という要職との兼務でいらしゃいますので、私どもは今までどおり飯沢先生・井本先生・小泉先生方のお導きもいただき、また私どもお導きもいただき、また私どもも山本先生をお助けして、それぞれの責任をた。が、これで心安らいだ雰囲気で教会生活が送れると、私どもは嬉しく思いました。

山本先生はNCC総監事という要職との兼務でいらしゃいますので、私どもは今までどおり飯沢先生・井本先生・小泉先生方のお導きもいただき、また私どもお導きもいただき、また私どもも山本先生をお助けして、それぞれの責任を

果たしていかねばなりませんが、今こうしてふり返ってみますと私どもの思いを越えた神様のおはからいと、「試み」がいつか「恵み」に代えられている幸せとに感謝せずにはいられませんでした。

2部「お祝いの会」は手作り・半手作りのたくさんの茶菓が用意され、松本淑子姉のお祈りで始められました。真野兄より「今日の日を迎え得た経緯と感謝」、飯沢先生より「お祝いの言葉」を頂きました。また、ご来賓の先生方からの「ひとことお祝いと自己紹介」をとおして多くのことを知りました。久山先生は高校生の古池みどりさんに洗礼をされたこと、片倉教会の福田和子様はロゴスの三上ホサナさんと古池みどりさんの成長を見守ってこられたこと、村田姉の先生であられたR.タヒューン先生の奥様がNCCのお仲間としてこられたこと、同じお仲間の秋山様はこの会堂にたくさん飾られている版画の作者・渡辺禎男と大変親しかったことなど、神様はロゴスの周りに既にたくさんのつながりを用意していてくださったことに驚きました。
最後に、白築家のお孫ちゃん、みゆうちゃん・みつみちゃんから花束を受けられた山本先生はロゴス教会の主任担任牧師を引き受けるに当たって、感じられた「三つの偶然」について話されました。
一つは、八王子が生まれ育った日野の隣接地でなじみ深いところであること、二つは初代山本三和人牧師・山本護副牧師・山羽牧師等似た名前で親近感を覚えられたこと。そして三つ目は、ロバの偶然です。20044月4日始めてロゴスで証言された日、ちょうど「棕櫚の日」聖日でこの日イエス様はロバに乗ってエルサレムに入場された記念の日でした。「主がお入り用なのです」と召された優しくて平和のシンボルといえるロバ、ひたすら日常の雑用を担って生きているロバをとおしてお話をされました。

「『主がお入り用』とするこのロバはまさにイエスが私たちの日常生活の中に介在していることを示しています。それと同時に私たちが心の境界線を取り除き、互いに『わかちあい』ながら生きていく、その方向性を示唆するシンボルのような気がします」(その日の証言から)というこの証言をなさるためにロゴス教会の玄関に入られた先生を出迎えたのはあの大きなロバと中くらいのロバ!そして会堂の中にはたくさんの小さいロバたちがいました。
「まるで私のために用意されているように思えました!」祝福に満ちた会は夕刻5時、渡辺兄のお祈りで閉じられました。教会員一人一人がいろいろな形でこの会の成功のために奉仕しましたので、感無量でした。そして、改めてお互いがかけがえのない兄弟姉妹であることを自覚し、今日の恵みと祝福とにどのような形でそれぞれロゴスのために応答できるのか、上よりの支えを祈るとともに私ども一人一人の覚悟を新たにしたことでした。   

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