ロゴスへの手紙

(「LOGOS No.22」1991.5)

村瀬敏男 浦和市

 先般は山本三和人先生の高著『神への反抗』を恵送たまわり、まことにありがとうございました。また折に触れて「週報」や「LOGOS」をお送りいただき、不精極まりない話しながら、浦和の地に居りながらにして八王子に到り、山本先生の御話やら皆様方と相接している様な雰囲気でいます。

 11月18日の創立記念礼拝、先生の御著書出版記念会には参加させて頂くつもりでいましたところ、当地区でのボーイスカウト故隊長の七回忌が行われ、これに参加することになりましてお伺いできませんでした。

 ご案内を頂き、この『神への反抗』が復刊され、拝受できるとの事の上に愛餐会もとの内容に、「人はパンのみに依りて生くるに非ず」すなわち「人はパンに依っても生きている」をこよなく愛する私としては、是非、参加させて頂きたかったその日でございました。(動機がよくないのですが)。

 先生のこの書物はまだ三分の一も読んでいませんが、その1ページ目から目白で御話頂いたそのものが再現する思いで、懐かしさと共に新たな気概の湧くのを覚えます。私にとって、真に稀有にして貴重な体験、以前に頂きました『文学的神奉仕』『続・文学的神奉仕』と共に、何処まで理解できるかは別として、精一杯拝読させて頂きます。

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