神殿をこわせ

08.6.1

山本俊正牧師

招詞 詩篇12
 
主よ、お救いください。主の慈しみに生きる人は絶え、人の子らの中から信仰のある人は消え去りました。人は友に向かって偽りを言い、滑らかな唇、二心をもって話します。主よすべて滅ぼしてください 滑らかな唇と威張って語る舌を。彼らは言います。「舌によって力を振るおう。自分の唇は自分のためだ。わたしたちに主人などはいない。」主は言われます。「虐げに苦しむ者と呻いている貧しい者のために今、わたしは立ち上がり、彼らがあえぎ望む救いを与えよう。」主の仰せは清い。土の炉で七たび練り清めた銀。主よ、あなたはその仰せを守り この代からとこしえに到るまでわたしたちを見守ってくださいます。主に逆らう者は勝手にふるまいます 人の子らの中に卑しむべきことがもてはやされるこのとき。

聖書 ヨハネによる福音書2:13-22

ユダヤ人の過越祭りが近づいた、イエスはエルサレムへ上がって行かれた。そして神殿の境内で牛や羊や鳩を売っている者たちと、坐って両替をしている者たちを御覧になった。イエスは縄で鞭を作り、羊や牛をすべて境内から追い出し、両替人の金をまき散らし、その台を倒し、鳩を売る者たちに言われた。「このような物はここから運び出せ。わたしの父の家を商売の家としてはならない。弟子たちは「あなたの家を思う熱意がわたしを食い尽くす」と書いてあるのを思い出した。ユダヤ人たちはイエスに「あなたは、こんなことをするからには、どんなしるしをわたしたちに見せるつもりか」と言った。イエスは答えて言われた。「この神殿を壊してみよ。三日で立て直してみせる」それでユダヤ人たちは、「この神殿は建てるのに四十六年もかかったのに、あなたは三日で立て直すのか」と言った。イエスの言われる神殿とは、御自分の体のことだったのである。イエスが死者の中から復活されたとき、弟子たちはイエスがこう言われたのを思い出し、聖書とイエスの語られた言葉を信じた。

TOPへ